なた豆について徹底解説!なた豆ってどんなもの?

Aoi
Aoi

こんにちは。歯科衛生士歴18年位のAoiです。歯科衛生士として日々臨床に立ちながらなた豆マイスターを目指すべく日々奮闘中です。

なた豆をご存知ない人も多くいらっしゃると思います。私も歯科衛生士をしていなかったら縁のない物だったと思います。

数年前からなた豆歯磨き粉を使う患者様が多くなりました。職業柄、成分や効果効能を知りたいと思い、興味を持ったのがきっかけで色々調べてみたんです。そしていつの間にか、なた豆に魅了されてしまいました。今では私も家族もなた豆は日常に欠かせない物となっています。

自称なた豆マイスターのAoiがなた豆について徹底解説して行きたいと思います。

なた豆ってどんなもの?

なた豆はマメ科の一年草です。

原産は熱帯アジアやアフリカとされ食料や薬用として使われていたそうです。

なた豆の歴史について

中国の古典文献『本草網目』には『ナタマメは腎を益し、元を補う』と書いてあります。漢方文献で『腎』とは生命エネルギーの源である『気』を蓄えておく臓器を意味します。要するに、病気に負けないような身体を作ってくれる生薬だという事なのです。

江戸時代に日本に到来しました!

日本には江戸時代に伝わってきました。昔から鹿児島県で栽培されており若いさやを漬物にして食べていたと言われています。鹿児島県の特産品として認められています。

NHK大河ドラマ『西郷どん』でも西郷隆盛の自宅でなた豆を栽培していたシーンがありました。西郷さんもなた豆の若いさやを食していたのでしょうか。

薩摩藩が編集した『成形図説』になた豆の効果が伝承されている?!

本草網目を基に19世紀初頭、薩摩藩が編集した『成形図説』があります。これらにもなた豆は膿取り豆、歯槽膿漏などの予防、口の中にできたデキモノを取る、のど風邪の予防、わきがの臭いを取る消臭作用などの達筆した効果効能が伝承されて来ています。

薩摩地方の昔からの食べ方について

昔からなた豆の若いさやを漬物として利用してきました。保存食として、また醗酵食として伝承されたそうです。

現在は若いさやと若い茎と葉を天ぷらにしています。

昔から豆を食べたり利用する習慣は無かったようです。

福神漬けになた豆のさやが入っています!

カレーライスのお供と言えば『福神漬け』です。(らっきょうも?)

福神漬けの野菜はレンコン、ウリ、カブ、ダイコン、ナス、シソ、そしてひょうたんの様な形をしているのがなた豆の若いさやなのです。

なた豆の『豆』は食べられません!

完熟した豆類はたんぱく毒があると言われています。なた豆の豆にもたんぱく毒がありますがこれは焙煎をする事によって消えます。

例えばコーヒー豆も同じです。完熟したコーヒー豆を食べると吐き気を催しますが焙煎をする事で世界中から愛される飲み物となりました。

なた豆って色々な素晴らしいメリットがあるんです。

 なた豆はミネラルの宝庫

人間の体に不可欠なミネラルですがなた豆には必須ミネラルが大変バランスよく配合されています。ミネラルは美肌を作るのにも欠かせない成分ですし、歯を形成する栄養にも、とても重要です。

必須ミネラルは体の組織を形成するためにとっても必要な栄養素です。
  • カルシウム
  • カリウム
  • ナトリウム
  • リン
  • マグネシウム
  • ヨウ素
  • 亜鉛
  • マンガン

ミネラルが豊富な薩摩産なた豆100g中に含まれる成分


(日本分析センターによる薩摩なた豆種子分析試験結果から引用)

タンパク質 27.5g
カルシウム 192mg
3.06mg
ポリフェノール 1.84g
マグネシウム 146mg
リン 398mg
カリウム 1.22g
タンニン 1.64g
亜鉛 2.43mg
食物繊維 26.5g
カルシウム 192mg

歯周病、口臭予防には、なた豆歯磨き粉がおすすめです。

口臭予防や歯周病において、なた豆の注目されているのは『抗炎症作用』『排膿作用』です。最近の研究ではなた豆には歯周病菌に対して抗菌作用が期待出来る事がわかっています。

多くのなた豆歯磨き粉が売られていますが私が患者様に勧めているなた豆歯磨き粉は国産のなた豆を使用しているものです。国産のなた豆は海外産に比べて栄養価が高いそうです。

さらに医療用殺菌薬の『クロルヘキシジン』の代用になりという研究も出ているので、あまり化学薬品を使用したくない人、オーガニック 製品が好きな人、ナチュラル思考の人にはとてもよい歯磨き粉です。

 不快な後鼻漏や鼻炎、蓄膿症の症状を軽減する期待が出来る

生活に支障を及ぼすやっかいな『蓄膿症』は体内に膿が溜まり、イライラ感や、大きなストレスになります。なた豆に含まれる成分が『排膿作用』『抗炎症作用』『血行促進作用』といった働きが体内で活性化され、鼻水や鼻詰まりといった症状の改善が期待できます。

 進行しやすい腎臓病(慢性腎臓病)の改善にも期待

慢性腎臓病は新たな国民病です。現在日本では成人の8人に1人が発症していると推定されています。腎臓を元気にすると言われているなた豆の成分には尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する酵素が豊富に含まれています。

また豊富なミネラルによって代謝が高まり、血液の循環が良くなることで、腎臓の動きを改善する可能性も考えられます。

慢性腎臓病とは

尿に含まれるタンパク質や尿素窒素が多いなど、腎臓に異常があったり、健康な人の6割以下しか腎臓の機能が働かない状態が3ヶ月以上続いている状態の事です。

刀豆ナタマメ協会監修の医師もなた豆は腎臓病に効果的というお話をされていらっしゃいます。詳しくはこちらをご覧ください。

なた豆の有効成分について解説します!!

最近ではなた豆の様々な研究も行われ、身体に良いと言われている成分も明らかになってきています。

アミノ酸のひとつカナバニン排膿作用、抗炎症作用

ナタマメから初めて抽出されたナタマメ特有の有効成分。すぐれた排膿作用と抗炎症作用を持つほか、血液や体液を浄化する作用、血行を促進する事に期待が出来ます。

タンパク質のひとつコンカナバニンA抗腫瘍作用

カナバニンと同じ、なた豆に含まれる特殊成分。身体の機能を正常にしたり、弱った身体を元気にしてくれる期待が持てると言われています。

ウレアーゼ腎機能の活性化

尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解する働きを持つ酵素で、腎臓にかかる負担を軽減して、腎臓機能を高める言われています。

なた豆の成分を効率よく摂取するには一番お茶が良いですよ!

なた豆の副作用について

身体に良いと言われているなた豆ですが副作用もあるので注意して下さい。

なた豆には毒がある、副作用があるのではないかと良く聞かれますが、先ほども触れたように、完熟した豆には一般的に『タンパク毒性』があります。

ですので飲み過ぎたり、過剰摂取すると体に何らかの影響を及ぼす事もありますので、過剰な摂取さえしなければそれほど心配する恐れはないと思います。

なた豆商品を選ぶ時には日本産で尚且つしっかりとした会社が製造、販売を行っている所をオススメします。

なた豆についてのまとめ

・なた豆の若いさやは『福神漬け』にも使用されているほど身近な食材である。

・歴史のある植物であり、薩摩藩の健康に役立ったのではないかと伝承されている。

・なた豆には『血液浄化』『血行促進』『排膿』『消炎』の作用に期待が出来ると言われている。