歯科衛生士が厳選!おすすめ液体歯磨きを紹介します。

Aoi
Aoi

こんにちは。歯科衛生士のAoiです。毎日臨床に出て患者様の口腔ケアをさせてもらっています。衛生士歴は18年位。ベテランですが毎日お勉強の日々です。

私は日々お仕事で患者様と口腔ケアについてお話していますがペースト(練り歯磨き粉)が苦手と仰る患者様は多いです。


ブラッシング後にうがいを沢山しても口の中にペーストが残っている感じが苦手な方は液体歯磨きがおすすめですので参考にして頂ければと思います。

液体歯磨きの使用方法を紹介します

液体歯磨きの使い方について

液体磨きはブラッシングを行う前に20〜30秒程ぶくぶくうがいをします。その後はそのままブラッシングを行って下さい。強くブラッシングを行うと歯肉を傷つけたり、知覚過敏の原因となりますので気をつけて下さいね。


ブラッシング後は口をゆすがなくても問題ありません。
気になる人は軽いブクブクうがいをオススメします。

歯間部にはデンタルフロスや歯間ブラシは使用します

歯ブラシのみのプラーク除去率はおおよそ60%と言われており、残りの40%は歯間部に残っています。
液体歯磨きは歯間部のプラークを取り除く事も出来ませんので歯間部はデンタルフロスや歯間ブラシを必ず使用して下さい。

洗口液(マウスウォッシュ)の違いについて解説します

液体歯磨きはブラッシング前に、洗口液(マウスウォッシュ)はブラッシング後に使用します。
効果としてはプラークの付着を防ぐ、殺菌効果や口臭予防など種類によってさまざまです。
ブラッシング+αの効果を期待して使用します。


洗口剤を使用した後は最低でも30分は飲食を避けて下さい。
歯周病や虫歯の細菌が増殖しますので夜はそのままお休みになって頂くとより効果的です。

おすすめの液体歯磨きを紹介します

薩摩なた豆ウォッシュ

amazonより引用

Amazonでレビューを見る

歯周病予防向き

なた豆の有効成分『カナバニン』が歯周病菌に対しての殺菌作用にとても有効的です。
天然成分で作られているマウスウォッシュですので薬っぽい味が苦手な人やナチュラル思考の人にもおすすめできる液体歯磨きです。

リステリントータルケアPLUS+ノンアルコール

amazonより引用

Amazonでレビューを見る

虫歯予防向き歯周病予防向き

口の中の爽快感がしばらく続く液体歯磨きです。

個人的にリステリンの商品は刺激が強く苦手でしたがトータルケアは刺激が少なくてとても使いやすく粘膜があまりヒリヒリしません。甘めに作られているので6歳以上のお子様から使用できます。

サンスターGUMデンタルリンス低刺激ノンアルコールタイプ

amazonより引用

Amazonでレビューを見る

歯周病予防向き

サンスターのGUMシリーズはCPC(塩化セチルビリジニウム)配合で口腔内細菌に対して持続的な殺菌効果があります。安全性も高く、さまざまなペーストにも配合されています。

GUMシリーズは独特の味がするので好き嫌いが別れますが甘みのあるミントあ味です。

刺激はリステリンより少ないですし、さほど気になりません。使用後の爽やかさはクセになります。

フッ素入りの液体歯磨きはあるの?

日本の薬事法ではフッ素入りの液体は『医薬品』に分類されますので『医薬部外品』の液体歯磨きにフッ素は入っていません。
ただ、『サンスターBUTLER/Fコート』は第3類医薬品に分類されるフッ素洗口なので、フッ素を取り入れたい場合は液体歯磨きでブラッシング後、Fコートでさらにうがいをしてもらうと良いと思います。

歯科衛生士が考える災害時の液体歯磨きの利便性について

最近、様々な災害が起こり避難所での生活を余儀なくされる方も多いですが口の中を清潔に保つ事はとても大切です。震災時の避難所生活では口腔ケアができず肺炎を引き起こすという事例も報告されています。


液体歯磨きはペースト(歯磨き粉)と違い、ブラッシング後にお水でうがいをしなくても良いのでいざという時にとても便利です。
災害時のバックに是非液体歯磨きを加えて下さい。

使用上の注意点について

  • アルコール含有のものが多いのでアレルギーをお持ちの人は使用を避けて下さい。
  • 刺激が強いものがありますので口腔粘膜に違和感が出てしまう人にはあまりおすすめできません。
  • 研磨剤が入ってないので歯の着色が気になる人やタバコのヤニが付いている人にはあまりおすすめできません。着色が気になる人はホワイトニング効果の高いペーストの使用をおすすめします。

まとめ

  • 最近のペーストはフッ素濃度が高いものが多くので、たくさんうがいをすると口の中にフッ素が残らず意味がありませんので使用後は余りうがいをしないで下さいと話をします。ですので口の中にペーストが残る感じが苦手という人にとてもおすすめです。
  • アルコールタイプとノンアルコールタイプの成分に違いはないので迷ったらノンアルコールタイプを選ぶとよいと思います。
  • 30秒ほど隅々まで行き渡るようにうがいをしてブラッシングを行って下さい。