
こんにちは。歯科衛生士歴18年位のAoiです。歯科衛生士として日々臨床に立ちながらなた豆マイスターを目指すべく日々奮闘中です。
なた豆栽培の聖地、鹿児島県ではただ今なた豆がスクスク育っています。
ところでなた豆ってどの様に栽培されているかご存知ですか?調べてみたら、なた豆は生命力の強い植物でとても興味深いのです。さらに栄養価も高い!
今回はなた豆に契約農家をお持ちのヨシトメ産業株式会社吉留社長監修の元、薩摩なた豆の栽培方法をご紹介します。
なた豆はマメ科の一年草で日本に渡ってきたのは江戸時代と言われています。
鹿児島県の特産品として認められており、シラス台地を生かして栽培されていて、ミネラルやポリフェノールなど栄養価が高い植物です。
もっと詳しく知りたい方はこちらのサイトをご覧ください!

福神漬けに入っています
福神漬けの野菜は蓮根、瓜、カブ、大根、茄子、しそ、そしてひょうたんの様な形をしているのがなた豆の若いさやなのです。
身体を健康にしてくれる効果が期待できる栄養成分が豊富に含まれています
なた豆エキスのアミノ酸の一つカナバニン
排膿作用、抗炎症作用が期待できる成分で特に効果が期待できるのはお口の中です。
40代以上の80%以上罹患率の歯周病にとても有効的と考えられ、歯周病菌に対して殺菌作用が高いという研究結果も出されています。天然成分でノンケミカルですのでとても安心です。
多くのなた豆歯磨き粉が販売されています。
なた豆エキスのタンパク質の一つコンカナバニンA
コンカナバニンAの注目すべき点は弱った体を元気にしてくれる期待ができるという事です。
長崎大学卒業後、付属病院口腔外科でお勤めだった伊藤道一郎先生もコンカナバニンAの効果について注目され、患者様にとても有効的ではとお気づきになり研究されていらっしゃいました。
腎機能を高める期待ができるウレアーゼ
ウレアーゼは腎不全をお持ちの人の腎機能を正常に戻して戻してくれる効果が期待できます。
最近では健康雑誌でなた豆が腎臓の機能を助けるという内容が特集されておりました。
1月から数回、土を耕します

種まきは4月から本格的に栽培が始まります。

種をまいてから10日間ほどで可愛らしい新芽が出てきます。

芽が出て1ヶ月位でつるが1m以上伸びます。
芯を止めないとどこまででも成長していくつるです。
放っておくと20mに達してしまう程パワーのあるなた豆はジャックと豆の木のモデルになったそうです。
3m位に成長したなた豆のつるの脇目を切ります。脇芽が一時にすごくでるため剪定をしっかりやらないと藪になります。さやの栄養がつるに取られてしまうのでとても重要で、とても大変との事です。
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6月下旬には綺麗なピンク色の花が咲きます。
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7月中ばから9月にかけてなた豆のさやがぐんぐん成長していきます。
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薩摩なた豆はさやの長さが50cm位、幅が7cm位の立派ななた豆が成長します。
なた豆が成熟するとさやの色が緑色から薄い緑色に変化します

収穫は10月〜11月
成熟したさやは褐色へ変わり、振ったらカラカラと音がします。収穫後、数日間かけて天日干しをします。

なた豆を生産している農家さんは全国に何ヶ所がありますが今回は鹿児島県の薩摩なた豆の農家さんをご紹介させて頂きました。
薩摩なた豆の特徴は鹿児島県特有のシラス(火山灰)台地で特に吉田貝層で作っているためミネラルやビタミンなど栄養成分がバランスよく含まれておりとても栄養価が高いなた豆です。
また生産者さんは薩摩なた豆生産者の会という名称で組織していらっしゃるそうです。
薩摩なた豆は赤なた豆で、赤なた豆はポリフェノールを多く含むので生産者の皆様は畑に入るだけでとても元気になるとの事でした。

薩摩なた豆生産者の会の皆様